小雨降る4/21の月曜日、校医をしている中学校の歯科検診に行ってきました。また今年も生徒数が増え、受け持った3年生は、300人近いとのこと。歯並びがあまり良くない生徒さんが多いのは相変わらず。今回は、特に生まれつき歯の数が足らない、「先天的欠如歯」の例が多かったように感じます。下顎の前歯が1本足らない例、2本足らない例、第二小臼歯部が数本足らない例、そして、第一大臼歯が欠如しているのでは、と疑われる例など。これは上顎なのですが、出ている最後臼歯の形が何となく丸みをおび、形も小さく、手前側にねじれて少し倒れ込んでします。本人に、上の奥歯を抜いたことがあるか、と聞くと、無い、といいます。う~ん、と考えて、この奥歯は第一大臼歯ではなく第二大臼歯と判断しました。さらに多数の歯が欠如している例がありました。しばしデンタル・ミラーを口腔内でグルグルと回し、一体どの歯が無いんだ、残ってるのは乳歯なのか、、、、、。再度、再々度、ジックリと見回し、どの歯がないか判断します。たしか5~6本欠如していたと思われます。かかりつけの先生にも指摘されているようですが、残った歯は大切にして欲しいものです。
3年生からは、ムシ歯もなく、歯並びがきれいな生徒を「健歯児童」学校代表として1名選びました。口の中がきれいなのは当然として、表情も生き生きし、態度も堂々として、体格も立派でした。まさに健康優良児というイメージです。今後もノビノビと育ってほしいものです。
2014-04-23