昨日は、朝はそれほどでもないと高をくっていた雪が、ずっと降り続き、夕刻になると大分積もり、これはヤバいかな、いう感じになってきました。仕事を終えて外に出ると、商店街の風景はいつもと一変していました。道路は雪で覆われ路面は見えません。強風が吹き荒れて、雪が舞い、人通りもほとんどありません。街灯にも雪が貼り付き、街全体が薄暗くなっています。雪というより、小さい氷の粒子が、顔に叩きつけられます。まるで北国の地吹雪のよう。
京成の駅への入り口の道路に警察車両が止まっており、車の通行を止めていました。イヤな予感がして改札口へいくと、線路上に電車が止まり、ホームには人があふれています。雪によるポイント故障のため電車が動けないらしい。回復の見込みも不明とのこと。雪が舞い薄暗い商店街を戻り、強風をさけるため一部シャッターも下ろしていたJR下総中山駅へ。不安げに改札口を通り抜け、ホームへ上がると、そこはまさに吹きっさらしで、氷の粒が横なぐりです。やっと入線してきた津田沼行に飛び乗りましたが、中々走り出しません。やっとノロノロと動き出したものの、船橋で、ポイント故障のため運転見合わせとの車内放送。京成電車で振り替えとのことで、京成の駅へ急ぐと、構内は人であふれ、京成は全面ストップとのこと。どうしたものか思案し、またJR駅へ戻り、動き出すのを待つことに。やっと動き出すもノロノロ運転。駅に着くと、しばらく停車。どうにか最寄り駅にたどり着き下車して徒歩で自宅へ向かうも、北国の地吹雪の中へ放り出されたよう。膝下までの雪に足をとられ、思うように歩けない。氷の粒子は容赦なく顔にたたきつける。正面を向いていられず、目も開けていられない状況。人通りもほとんどなし。あと少し、あと少し、と自分に言い聞かせてひたすら歩を進める。自宅近くまでたどり着いたものの、ふと回りを見渡し、一瞬、ここは何処だ、と自分のいる場所を見失いました。雪で覆われた家々は、いつもの見慣れた家と違って見えました。落ち着いてもう一度回りを見渡し、2軒先が自宅であることを認識し、最後の一踏ん張り。やっとたどり着いたと安堵してインターフォンのボタンを押しました。
今朝は、近所さんが総出で、いままでみたこともないような大雪覆われた家の回りの雪かきにおわれました。
(写真は、交差点でスリップしてガードレールに突っ込んだ車。そして自宅前の雪)
2014-02-10