昨日、定期検診で出かけた船橋市立医療センターへの道沿いの海老川は、桜が満開のようでした。帰りにちょっと車を止めて、土手をそぞろ歩き、満開から一部散り始めた桜を楽しみました。桜の花の下にシートを敷いて楽しんでいるグループ、屋台のたこ焼きを食べつつ歩いている家族連れなど、平日なのに、春休みのためか、結構人が出ていていました。
やはり日本人の心に響くものがあるのでしょうか、桜の花は。
平安の昔も、
「願わくば花のもとにて春死なむ その如月(きさらぎ)の望月の頃」
と遊行詩人、西行法師が詠っています。如月の望月というと2月の15日のことのようですが、新暦でいうと3月末で、ちょうど桜の季節ですね。
満開の桜の木のもと、サラサラと花びらが舞うなかで、ゆっくりと永遠の眠りにつく、というまるで映画の一場面のような情景が目にうかびますね。
満開の桜の花は、その枝に綿をつけたようにも見えます。スッキリと晴れた青空に映えます。寒い厳しい冬から暖かいおだやかな春になったのを実感させます。そして、その下に集う人達を開放的で幸せな気持ちにさせます。そんな気持ちになるのは、日本人だからなんでしょうか?
今日は、雨。これで今年の桜は見納めですね。
2013-04-02