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my old Leica

my old Leica  my old Leica

 最近は、デジタル・カメラにおされ気味の銀塩カメラであるが、35mm判カメラの原点であるのは、やはり、ライカ(Leica)であろう。ドイツの光学メーカーであるErnst Leitz 社の技師であったOscar Barnac が映画用のフィルム2コマ分を使用して撮影するカメラを個人用に作ったのが始まりと言われている。1913年のことである。当時は、大きな組み立て暗箱と乾板フィルム、そして三脚での撮影であったので、持ち運びに便利で沢山の枚数を撮れるこのカメラは、画期的な超小型カメラであっただろう。しかし、あくまでも個人用に作ったものである。2台作り、一台は、社長のErnst Leitzにプレゼントしたそうである。その後、Leitz社の業績が悪化したため、社長は、このカメラの製品化を決定、ライプチヒの国際見本市で発表したのが1925年である。
 私が所有する一番古いライカは、Body No.2204であるから、Leitz社(経営母体が何度か変わっており、現在はライカ社)のリストによれば、1926年製のA型である。(各型については、またの機会に。) 今まで、世界中で、何千万台、何億台35mm判カメラが作られたか定かではないが、その最初期の2074番目のカメラである(市販されたのは、No.131から)。78年前につくられたカメラだが、今のフィルムを入れて、ごく普通に撮影が可能である。露出、距離合わせは自分でやらなければならないが。最新の一眼レフは、巨大化、複雑化した電気製品であり、操作や設定を間違えたり、電池が切れたらどうしようもないが、このライカは、全金属製、機械式であるから、ずっしりとしているが、非常にコンパクトであり、電池も不要なので、いつでもシャッターをきれる。50mmF3.5のレンズも、普段はボディ内に押し込んでおく沈胴式なので、さらにコンパクトである。シャッター・スピードはZ(ZeitのZ)、1/20、1/30、1/40、1/60、1/100、1/200、1/500である。実用上はまったく問題ない。
 レンズだが、ライカといえば、このElmar 50mm,F3.5にとどめをさす。中でも、このA型には、旧Elmarと言われる希少レンズがついており、それがまたマニアを喜ばせるのである。知らない人は、何のことやらと思うが。
 さすがに実際フィルムを入れて撮影する機会は少ないが、たまの夜に、ウィスキーでも飲みながら、コトリ、コトリと空シャッターを切るのは、無上の幸せである。

 幕張の埋め立て地にこつ然とそそり立つ高層ビル群が幕張メッセである。その中に、一昨年の9.11、同時多発テロで崩壊したニューヨークのワールド・トレーディング・ビルを模したツイン・ビルがある。最新のハイテク産業が入居していると聞く。また、広い公園もいくつかあり、地域住民の憩いの場所になっており、子供達と遊んだり、レジャー・シートをしいてお弁当を食べている家族連れの姿を見かける。その公園の一角には大きな花時計があり、日本、いや千葉らしからぬ雰囲気をかもしだしている。最新のハイテク・タウンを70年以上も前のクラシックなカメラ、my old Leicaで撮影するのもオツである。

2004-01-29

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