校医をしている中学校では、春と秋に歯科検診を実施します。春にチェックした項目について、秋に、あらためてチェックし、口腔衛生指導をするのが目的です。
しかし、春の検診時に指摘したムシ歯について、そのままになっている例も多く、心配になります。「早く治療してもらった方がいいよ!放っておくと、さらにムシ歯の部分が大きくなり、最悪の場合は、抜かなくてはいけないハメになってしまうよ。」なんぞと説明するのですが、、、、。時間がない、と訴えますが、ホントに痛くなってきた場合は、「時間がない」ではすみませんよね。学校やそれこそ部活や塾を休んで、歯医者さんに駆け込むことになります。また、歯医者さんは怖い、という人もいます。これは、治療自体が痛くて怖い、ということと、何をされるか不安だ、ということがあるようです。しかし、痛い歯を痛くないようにしたり、ムシ歯があれば、それ以上大きくならないように、そして、ものをよく咬めるようにするのが歯の治療です。放っておいて更にひどい状態になれば、さらに痛い思いをすることになります。麻酔注射をして、痛くないようにして治療しますから、ご安心を。えっ?麻酔注射が痛いからイヤだ?それには、針を刺す部分の表面を、塗り薬などの麻酔薬で、少し知覚をニブくしてから注射する方法もあります。そうすると、ほとんど痛みを感じません。
ムシ歯も軽いうちなら、簡単にすみます。早めの受診をおすすめします。
2012-10-26