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CONTAX ST
コンタックス・ブランドの一眼レフの中級機である。オート・フォーカス全盛の時代にもかかわらず、マニュアル・フォーカスである。1992年の発売であるが、かなり後になって約1/3の中古価格で手に入れた。ポルシェによるデザインを継承したこのブラック・ボディは、国産の他の一眼レフとはちょっと異なる雰囲気をかもし出している。性能のわりには、他の機種より安価であり、視度調節機構が内臓されているのは、近視の目にはありがたい。重さもずっしりして、ブレにくい感じである。そして、Zeissのレンズが使えるのが魅力である。露出は、プログラム、絞り優、シャッタースピード優先、そしてマニュアルなどをシュチェーションによって使い分けられる。まずは、標準レンズは、定番のPlanner55mm F1.4 T*をつけた。最初に紅葉を撮ったせいか赤の色がきれいにでるような気がした。その後、28mmF2.8 Distagon、35mm~70mmF3.4 Vario-Sonnar、そしてヤシカ・ブランドではあるが500mmF8 レフレックス望遠レンズなどを徐々にそろえていった。接写用のマクロレンズの代わりに接写リングを手にいれた。レンズより数段安価ではある。それでも、いろいろな花のクローズアップを撮るのに便利で、大いに活用している。
我が家の猫のひたい、いや、ねずみのひたいほどの庭に、我が女房殿は、いろいろな花を植えて楽しんでいる。次から次へと鉢植えを買ってきては、ところ狭しと植えまくる。おかげで四季折々の花が楽しめるが、時として、人間の居場所を脅かすほどになってしまうのには少々辟易することもある(これは、内緒であるが)。最近は、花もカタカナの名前が多いようである。聞いてもすぐ忘れてしまい、何度もくり返し聞くので、しまいには、呆れられてしまう。この「のぼたん」は、秋から冬にかけて紫色の花を咲かせる。特に、これは、「しこんのぼたん」と言うらしい。「しこん」は「紫紺」である。Planner 50mm F1.4に接写リングをつけてファインダー越しにのぞくと、その紫の花は、幻想ですらある
2003-12-26
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