先日、矯正治療後の定期検診(アフターケア)をしている患者さんから、次のようなお話がありました。
高校時代の同窓会があり、久し振りで会った、かつてのクラスメートから、「歯並び、きれいになったね!」と言われたとのこと。
そう、その友人は、治療前の歯並びを覚えていたらしい。友人というのは、八重歯などの特徴とあわせて覚えているものですよね。
または、顔や体などの特徴をとらえて、「のっぽの○○君」などとあだ名や愛称にしたりするものです。
前述の患者さんも「八重歯の○△さん。」と印象づけられていたと類推されますね。
で、その患者さんは、「きれいな歯並び」といわれたのがうれしくて、私に報告してくれた次第です。
中々、このような患者さんの素直な気持ちが聞ける機会は少ないですので、私もうれしくなってきました。
私どもは、矯正治療にあたり、100%の結果を目指していますが、まことに残念ながら、その達成が難しいことも事実です。自分の未熟さを思い知らされます。ですから、このような明るい話しを聞くと、しばらくはいい気分になります。
2012-08-24