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ライカ試作機2億2300万円!

ライカ試作機2億2300万円!

デジタル化著しい最近ですが、超アナログ・カメラのライカ試作機が、5月12日開かれたウィーンでのオークションで、2億2300万円の高値をつけたとのこと。1923年製だから、約90年前ということになるが、今でも問題なく使えるとのこと。
ライカは、ドイツの光学機の会社、ライツ社がつくったカメラと言うことで、ライカというネーミングになっている。その後、世界中を席巻したライカは、ライツ社の技師であったオスカー・バルナックが、1913年、自分用に作った小型カメラが出発点である。写真撮影が趣味であったオスカー・バルナックは、当時の木製の大型のカメラ(暗箱)と乾板をかかえての撮影は、体の弱い彼には大変だったようだ。そこで、もっと気軽に携行でき沢山撮影できるカメラを自作したわけである。映画用のフィルムの2コマ分を横送りにして、レンズは、携行時は、ボディ内に押し込んでおける沈胴式にした。3台作製し、1台は自分用に、もう1台は、社長のエルンスト・ライツに進呈した。もう1台は不明である。
その後、会社の経営が行き詰まってきた時に、このバルナックの作ったカメラを製品化しようということになったらしい。そして、そのための試作機が20数台作られた。今回オークションに出されたのは、現存する12台のうちの1台である。ここに35mmカメラの原点がある。必要なものは、すでに網羅されているのである。暗箱としてのボディ、布製フォーカル・プレーン・シャッター、ボディに30数枚撮影が可能な専用マガジン入りフィルムを装填、左から右へのフィルムの巻き上げ、同時にシャッターのチャージ、撮影終了後はフィルムを元のマガジンに巻き戻し、そして距離調節、絞り機構のついたレンズ、ファインダー等々、その後の35mmカメラが必要なものは全てそろっている。カメラの歴史からみても、非常に重要な位置を占める1台である。
1925年、ライプチヒの見本市で大好評を博した後、市販され、35mmカメラの王道を進むわけだが、その後のライカの栄枯盛衰は、ご存知の通りである。しかし、今回のオークションの結果からすると、私のようなアナログ人間には、相変わらずライカは垂涎の的であるのは、間違いないようである。
(私の所有する1926年製のライカについては、2004.1.29に紹介した。)

2012-05-16

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