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あこがれのブラック・ボディ

あこがれのブラック・ボディ

約10年前、中古カメラ店にて手に入れた二台目のペンタックスである。レンズ交換の方法が、時代遅れとなってしまったねじ込み式のスクリューマウントのため、人気うすで、往年の名機がどこでも格安で売られている。当然交換レンズも、他社のものに比較すると、割安のようである。発売年は1973年、今から30年前である。今やどんなバカチョン・カメラでもついている露出計が内臓されており、TTL開放測光(レンズを通った光量を、絞りを開放にしたままで計ることが可能。これも今では当たり前だが、ねじ込み式の一眼レフでは、画期的なことであった。こんなことは知らなくても、いいのだが。)が可能である。今や、写真撮影において、絞り、シャッタースピード、そして「露出」なんて言葉は死語になっている。そうはいっても、きれいな写真を撮るには、フィルムに適切な光量を与えることが不可欠で、慣れればある程度、勘で可能だが、厳密には、やはり露出計を使う必要がある。その露出計が内臓された1964年発売のPentax SPはベストセラーとなった。しかし、SPは絞り込み測光であったので、開放測光ができるよう改良されたのが、SPFである。(絞り込み測光とは、適正露出まで絞り込んで測光する方法で、絞り込むにつれ、ファインダーは暗くなってしまう。開放測光では、測光時、絞り込んでもファインダーは暗くならない。すべてカメラまかせの今となっては、これも知らなくてもいいことではあるが。)
 購入したのは、SPFのブラック・ボディである。ブラック・ボディは、従軍カメラマンが、戦場において、カメラに光が反射して敵の標的にならないように、とも言われているが、我々には、精悍な雰囲気でかっこいい姿に見える。昔から、ブラック・ボディはあこがれであったが、白のクローム・ボディより少々高めであった。最近のカメラは、プラスティック製でほとんどブラックであるが、重厚さもなく、あこがれからはほど遠い。

 このSPFに、接写用のレンズ、マクロ・タクマー50mm、F4.0をつけて、診療室の窓辺のシャコバサボテンを撮影した。サボテンだけあって、水やりもそれほど必要なく、手入れは簡単であり、毎年、この時期になると、鉢の回りに垂れ下がる様に赤い花を咲かせる。花ことばは、「もつれやすい恋」だそうである。

2003-12-02

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