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スケルトン・カメラ

スケルトン・カメラ  スケルトン・カメラ

カメラは、レンズを通った光がフィルム面を感光させることにより像を結ぶようになっている。レンズからフィルム面までは光路といわれ、光の通り道である。光路以外の違う場所から光が入ると、きれいな像を結ばない。であるから、いかに余分な光をシャットアウトするかが、カメラの要点である。絶対に余分な光が入り込んではまずいのである。光路内でも、光がもれてはいけないし、反射してもまずい。光路内面も黒く塗られ、余分な反射を防いでいる。いわゆる暗箱と言われる所以である。
このように、カメラの色がほとんど黒であるのは、余分な光が入り込んだり反射したりするのを防ぐためである。ところがこのカメラは、外側が透明のプラスチック製であり、内部が丸見えなのである。そう、はらわた丸見え!内部は電気部品、基盤、歯車などがびっしりつまっている。最近のカメラは光学器械というより電気製品であるというのもうなずける。裏側のふたを開けると、そこはフィルムを入れる部屋である。レンズも見える。さすがにそこは黒く、光もれは無いようである、当たり前であるが。
リコーは時代を代表するカメラを作ってきた。1950年代、低価格で6×6判二眼レフブームを引き起こしたリコーフレックス、1960年代代、たばこサイズの自動巻き上げ、ロングセラー全自動ハーフ判カメラのリコーオートハーフ、最近では世界一薄く胸ポケットにも入るGRシリーズ(これは大伸ばしにも耐える写りの良さからプロもサブカメラとして愛用し、その後レンズ単体としても発売された)など、など。この様に、エポック・メイキングでユニークなカメラを作ってきたリコーも、時代の流れには逆らえず、2003年4月、銀塩カメラからの撤退を発表した。銀塩、アナログファンとしては、まことに残念である。
このスケスケのスケルトン・カメラは1992年2月に2000 台限定販売されたが、発売と同時に売れ切れたと聞く。もともと1990年3月に発売されたリコーFF-9S DATEのカバーを透明にしたもので、性能はこのFF-9S DATEと変わらない。写りも当然上々である。カバーが透明なカメラは、時々販促用のディスプレイとして見かけることがあるが、実際に撮影が可能な透明カメラは本器が世界でただ一つである。パーティなどの席に持っていくと、皆の注目を引くこと請け合いである。

2006-05-01

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