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LOMO蔵くん

LOMO蔵くん  LOMO蔵くん

 一部において、爆発的な人気のあるロシアン・コンパクト・カメラである。Lomo Compact Automat、略してLC-A が正式名称のようだが、通称LOMOと呼ばれている。ロシアン・カメラの約束ごとのように、これもパクリである。もとは、日本のコシナ製コンパクト・カメラであるらしい。また、これもロシアン・カメラのお約束ごとで、故障が多い。私の個体も、届いた包みをほどいてワクワク(いやこの種のカメラではそのような感情が湧き出てくることはあまりないが)しながら電池を入れシャッター・ボタンを押すと、むむっ、押せない、いや、押しても何の反応もない。それは良くしたもので、同包されていた説明書というか、日本語で書かれた祖末なメモのようなものに、不具合があった場合の連絡先が書いてあった。早々に電話で症状をいうと、すぐ送り返してくれ、とのこと。修理するのではなく、新しい個体と交換するとのこと。お国柄、品質管理なんぞの概念はないのだろう、非常に当たり外れがあるらしい。いや、はずれの場合がほとんどと聞く。交換された今度の個体は大丈夫であった。どうにかシャッターが切れる。他の動作状況も正常のようである。しかし、これもロシアン・カメラのお約束でその動作に高級感はまったくない。精密感もない。動きはゴリゴリギシギシである。1982年から、ロシアのサンクト・ペテルブルグで作られていたが、最近、製造中止になり、手に入れにくくなったようである。私の個体は、ボディに刻まれた数字から1998年製らしい。
 いくつかのバリエーションがあるらしいが、私のは、カメラ前面のファインダー部に男の子のイラストが(この男の子の愛称がロモ蔵くんらしい)書かれている「ウィーン・バージョン」である。レンズ・カバー部にはレンズ名MINITAR-1、1:2.8、32mmが記されている。カメラ前面カバーの下にあるレバーにより、ファインダーとレンズが現れる。レンズは一応コーティングしてあるようだ。ファインダーをのぞくと、0.8m、1.5m、3m、∞を示す絵があり、レンズ左側のレバーによりファインダー内のポインターが動く。無限遠の絵が五重塔のようでもあり、中国風の塔にも見える。露出は、レンズ右側のレバーをAにあわせるプログラム式である。シャッター・スピードは2~1/500。
 ピントあわせは前述のように、ファインダー内の絵を選ぶゾーン・フォーカスであるが、レンズ横にはmも表示されている。ボディ右の巻き上げダイヤルをゴリゴリ巻き上げるとシャッターもチャージされ撮影準備完了である。
 さて肝心の写りはというと、ピントが合うと以外とぴしっと写るのである。しかし、残念ながら画面周辺の光量はガタッと落ちる。それがまた独特の雰囲気で、マニアの間では、そのような写真、あるいはこのLOMOで撮った写真は、LOMOGRAPHYと言われているらしい。とにかく写りの善し悪しは気にせず、気兼ねなくビシビシ撮って楽しむのが作法のようである。

2005-11-08

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