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プロ御用達

プロ御用達  プロ御用達

 言うまでもなく、日本を代表するカメラである。1959年発売であるので、「代表するカメラであった」と過去形にすべきだろうが、マニヤの間では依然その人気は衰えることはなく、また、実用上は今でもまったく問題ない。全自動に慣れた人にとっては、いささか扱いにくいかも知れないが。その堅牢さ、タフさ、信頼性は今のプラスチック・カメラの比ではない。それゆえ報道関係のプロは、こぞって使用したそうである。特に1964年に開催された「東京オリンピック」では大活躍だったそうで、競技を狙うカメラマンをみると、ほとんどこの「ニコン」である。オリンピックに合わせて東海道新幹線と高速道路を開通させ、戦後の日本の工業力、経済力を世界に知らしめようとしたようだが、この「Nikon F」も日本の力を世界に示したのではなかろうか。カメラマン席に、おそらく1000mmの反射型望遠レンズと思われる丸い土管を輪切りにしたような大きなレンズが、ズラッと並んでいる姿は圧巻である。どんな状況でも撮影が可能なように、交換レンズは超広角から超望遠まで揃っていた。プリズム部は取り外しができ、露出計つきのものと代えることもできる。フィルムは、この時代に多くみられた浦蓋全体を、カパッとはずして装填する方法である。「ニコン」は、とにかく頑丈である。プロが好んで「Nikon」を使用するのもうなずける。しかし、プロ御用達のためか、価格も国産の同種のカメラより、かなり高価であり、この「F」もなかなか手がでなかった。当然今では中古しか手にいれることはできないのだが、他の中古品より、少し高めのようである。店頭に並んだ「F」はプロが酷使したものが多く、あちこち傷だらけであるが、機能的にはほとんど問題なく使用できる。
 今でもたまにフィルムを入れて、そのボディの感触やシャッターの音などを楽しみながら撮影することがある。この「F」を肩から下げて出かけ、撮影の際は、肩からはずして露出を決め、ファインダーをのぞき、ピントを合わせる。そしてシャッターを押す。シャッターの音とその余韻が心地よく体に伝わってくる。この一連の動作は、今の電子式のオートフォーカス・カメラでは味わえない写真を撮る楽しみと充実感、そして満足感を思い出させてくれる。もう10年以上も前だろうか、海を見に出かけ、ついでに灯台に登った。見晴らしがいいと気持も晴れやかになるものである。灯台の切符売りのおばちゃんに、地元のお魚料理のおいしいお店を聞いて立ち寄った。

2005-06-01

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