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富士山
ふと、 富士山を見たくなって出かけた。快晴というわけではなかったので、少々心配であったが、芦ノ湖スカイラインから、どうにかその威容を見ることができた。しかし、裾野に雲が広がっていたかと思うと、それが、やがて頂上までかくすほどになり、刻々とその姿を変える。それでも、その神々しさはすばらしく、それなりに感動した。
もう10年以上前になるが、快晴の秋の日、ちょうど同じ場所から、裾野から頂上に至るまで、一点のくもりも無く、その全容を眺望したことがあった。それは、すばらしい眺めであった。今度もそれを期待したのだが。
古代から、日本人は、富士山を神格化してきたが、目の当たりにすると、それが実感できる。いつもその姿を現しているわけではないが、常にそこにあり、我々を見つめている。そんな気持ちが自然に湧いてくるのである。その美しく神々しい姿を、後世に引き継いでいきたいものである。
2003-10-31
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