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蔀戸ファインダー・カメラ

蔀戸ファインダー・カメラ  蔀戸ファインダー・カメラ

 アグファはドイツのフィルムメーカーであるが、何かとユニークなカメラを作る。このカメラの製造初年は1957年であり、いろいろユニークな点が見られる。まずファインダー部は普段は蔀(しとみ)戸のようなカバーで覆われている。そのままではファインダーをのぞいても真っ暗で何も見えない。蔀戸の根元を矢印の方向にちょっと押すとカバーがカパッと開いてファインダーが現れる。その様はまるでメガネにつけたサンバイザーのようでもある。ファインダーをのぞくと比較的クリアーなブライトフレームが浮かび上がる。
 ブライトフレームは三種類あり、一番外側が35mmである。軍艦部上面左寄りに35、50、90の数字があり、レバー上の矢印を数字に合わせると、ファインダー内にそれぞれのフレームが示される。35mmのフレームは常に表示され、50あるいは90に矢印を合わせると、それぞれが内側に重なって表示される。ということは、それぞれのフレームにあったレンズが用意されているわけである。標準レンズは50mmカラーゾリナーF2.8、そして広角は35mmカラーアンビオンF4、望遠は90mmカラーテリナーF4、さらにフレームはないが130mmカラーテリナーF4があり、これは外付けの専用ファインダーをアクセサリー・シューにつけて使用する。この130mmレンズは、かなり重くて仰々しく、専用ファインダーと共にカメラにつけると、異様な雰囲気をかもし出す。レンズは、ボディ全面下部の四角いボタンを押しながらレンズを左に回すと外れる。装着する時は、逆に右に回す。あまりスムーズとはいえない動きではある。
 シャッタースピードは、ボディ下部のリングを回してBから1/500まで調節する。シャッターは軽快で音も心地よい。ピント合わせは、二重像合致式で、調節リングの回転角がかなり大きく戸惑う。フィルム巻き上げはレバー式であるが、このレバーは遊びがなく、巻き上げ始めはちょっと指に引っ掛かりにくく、一動作では巻き上げにくい。また巻き上げはかためである。フィルム・カウンターは、フィルムを装填してからレバーの内側の数字に手動でセットする。
 さて肝腎の写りであるが、フィルムメーカーだけに決して悪くない。しかし、130mmレンズだけは、ちょっと扱いにくい。大きい上に重く、周囲を威圧する雰囲気で、これをつけて持ち歩くには、かなり勇気がいる。出番が少ないせいもあろうが、距離合わせもかなり気を使い、なかなかいい写真が撮れない。
 写真は、千鳥ガ淵であるが、桜は被写体として難しい。毎年いろいろ撮ってみるが中々うまく撮れない。一緒に行った娘の横顔をパチリ。

2005-02-22

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